会員研修会「ベトナムと日本の異同」開催 1月19日(土)

国際交流会員講演会が、さくらテラス 駅前情報館 多目的室にて開催されました。

講師は、県内(芳賀町)で育った『グローバルに活躍する弁護士』としてハノイの大学で教員をした経験のある杉田昌平弁護士にご講演をお願いしました。

杉田弁護士はセンチュリー法律事務所に勤務し、元名古屋大学内日本法教育研究センター(ハノイ)特任講師として2年間ベトナムの大学で教員をしたことを通じて学んだ、ベトナムの社会や人について講演頂きました。
演題は「ベトナムと日本の異同 ~法、文化、人~」で、41名が参加し、講話に聞き入ってました。

ベトナム・ハノイ市では英語を使えない場所もたくさんあり、赴任当初は、ベトナム語も全く使えなかったので、トイレットペーパーを一つ買うのにも苦労していました。
赴任直後に犬(東南アジアの犬は狂犬病に感染している可能性があります。)に襲われたことや、朝起きたら部屋の中をスズメらしき小鳥が飛び回っていたこともあります。
 もっとも、犬に襲われた経験以外は、面白かった経験として記憶しているので、大した苦労はしていないのかもしれません。ただ、家族と離れ、単身赴任で生活をしているのは、少し辛いところかもしれません。
『人も文化も法律も、当然違う部分もあります。でも、人の営みは同じ部分が多いです。両親がいて、家族がいて、社会の一員として働いて、勉強して・・・日本に来ているベトナムの人も同じだと思います。相手の国を理解して異同を知ることが「共生社会」につながると思います。』
       と話をされました。

参加者からは『日本はベトナムにODA(政府開発援助)などを通じ技術支援で基幹インフラ整備に協力しているのは知っていたが、法律等の制度整備支援も行っていることを初めて知ることができ、有意義でした。』などの感想がありました。